松山に住んでいながら、あまり行くコトのない場所だったり、知らない場所だったり。ここが松山であることを一瞬忘れさせてくれるようなスポットを紹介していくitteko-y.comの読み物コンテンツ、MAYATSUMA(マヤツマ)。
itteko-y.comのショップ紹介とはひと味違ったスポットを定期的にご紹介していきます。
マヤツマのコンテンツは第1話、第2話……と続いて行きますが、それぞれのストーリーは大きな1ページのアチラコチラに散らばっています。それぞれのお話の最下部に、[next]と[back]ボタンがあり、ストーリーを前後できます。迷ってしまった場合は、[story index]からコンテンツ一覧をご覧いただくこともできます。
ページ内でアチラコチラにリンクするので、ちょっぴり迷いがちなナビゲーションですが、実際に旅するように楽しんでもらえればと思います。 ストーリーの一覧から行き先を目次から選びたい方は、[story index]よりご覧ください。
平和を祈る気持ちと、様々な願いを込めて、ある特別な夜に無数のろうそくに火を灯す、「不殺生平和万灯夜」が四国霊場第50番の石手寺にて行われました。
暗がりの中でゆらゆらとゆらめくロウソクの灯り火を見つめていると、それだけで心が平和になり、誰かに、そして何かに感謝したくなるような、そんな不思議な一夜でした。
私たちが仕事をしているときも、家族や友だちと楽しく時間を過ごしている間も、テレビや新聞などのメディアの届かないところで、戦争は続いています。
1日も早く無意味な争いを止め、一人でも多くの大人、子供に「平和」であるという喜びを感じてほしい。きっとこの一つ一つの炎が語っているのは、そういうことなんだと思います。
どこか懐かしい気分を運ぶ、瀬戸内の潮の香を感じながら、街を歩く半分くらいの速度でゆっくりと歩いてみる。普段歩くときは、たいてい目的地があるものだから、ついつい急ぎ足になって、時間の流れや風景を楽しむ事を忘れてしまっている気がします。
でも、このほんの数百メートルの散歩道では急ぐ理由が何もない。それどころかゆっくりと一歩進む度に、広い空、島影の浮かぶ瀬戸内、カモメの鳴き声に心を洗われるような気持ちになったり。こんな素敵な散歩道に、街からほんの30分程度のドライブでたどり着けてしまうのも、松山の魅力。
そんなことを考えながら海へ向って歩いていると、ガタゴトと年代物の乳母車を押しながら一人歩いてくるおばあさんとすれ違いました。「こんにちは」と声をかけた僕に、会釈を返し、何も声にはしないまま、乳母車の車輪の音だけを響かせながら、彼女はだんだん遠のいて行きました。
きっともう何十年もここを歩いているのかな。そう勝手に思い込んだ私が海辺に着いたとき、振り返ったこの散歩道におばあさんの影はもうなく、乳母車の音のかわりに、波の音だけが響いていました。
数えきれないほどのビルがあふれているのに、そしてその数だけ存在するというのに、今までに上がったことのある「屋上」の数はとても少なかったりします。でもこうして上がってみると、地上とは違った風が吹いていて、空が広くて、何とも言えない「シフクノトキ」を感じずにはいられません。
地上5階建てのこのビルの屋上からみた景色は、ありふれたモノかもしれませんが、よく見ると隣の屋上にクルマが……。登り口があるであろう部分が見えなくなっていたために、「どうやって登ってきたんだろう?」と、とても不思議な感じでした。
街中のセールのせいで賑わっていた地上より、エレベーターでたった十数秒だけ離れた場所で、カメラを片手に静けさと心地よさを求め、その欲求に応えてくれたヒトトキ。ある晴れた日の屋上から。
石手から久米方面に県道40号線を走ると、「いよてつの湯」から350メートルほど手前の右手に「花苗60円」という看板のある、小さな苗屋さんがあります。
とてもお花の好きなご夫婦が営んでおられ、いつ尋ねてもかわいい小さな花たちが所狭しと待っていてくれます。しかもその大半は1苗60円也。缶コーヒー1本を我慢すれば、2苗も買えてしまうのだからビックリ。お庭に植えるのはもちろん、お部屋に飾ったり、ベランダガーデニングを楽しんだり。
「どんなお花でも水のやり方はおんなじ。土が乾いたら根っこが水を探して伸びようとするけん、そうなったら水をあげる。そうやったら丈夫に育つけんね。」
おばちゃんが色々と親切に教えてくれるので、いつもついつい長居してしまうのでした。
松山市にもこんな楽園があります。この写真を撮影したのは昨年の夏のことですが、海水浴シーズン(しかも夏休み)だったにもかかわらず、誰もいない完全なプライベートビーチ状態。
高浜港からフェリーでほんの15分の距離にあると言えば、地元の人にはきっと分かるはずの島。子供の頃に行ったきりで、20年ぶりくらいに訪れたこの島は、まるでヴァケーション旅行に出たような気分を味あわせてくれ、遠くへ行くことだけが旅行の楽しみではないことを教えてくれた気がします。
夏が来たら、今度はシュノーケルギアを持って行き、この澄んだ海の中を旅してみようと思っています。
その日の空は、海のように真っ青で雲ひとつなかった。 春の訪れというにはまだ少し寒過ぎたのだけれど、 その風の冷たさも心地よいと思える場所に出会いました。
人は不思議なもので「いつでも行ける」と思う場所にはなかなか行かなかったりする。みんながそうというわけではないけれど、そういう人は多い。
この松山であって松山でなさそうな、日本であって日本でなさそうな高台の上に立つお城も、そんな「いつでも行けるけど、あまり行かない場所」なのかもしれません。
自動車で行けばすぐなのだけど、あえて自転車で登ってみると、 今までに感じたことのなかった喜びがありました。
自分の足で、この雲ひとつない青空にほんの少しだけ近づけたことが、 うれしかったのです。